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​卸し鉄

日本刀の素材が玉鋼であるのは有名ですが、私の作品はその他に独自の鋼を用います。

そのままでは使えない玉鋼や古鐵などを精錬し極上の鋼を作る。

上山輝平-005.TIF.jpg

​写真:トム岸田

​鍛錬

炎の色や風の音で鋼の沸き具合を見定める

刀作りで最も重要な工程。

​折り返して重ねた鋼を叩いてくっつけ

また叩いて伸ばしタガネを入れ折り返す

これを繰り返すことで層状の強靭な鋼となる。

​鋼にタガネを入れ折り返したら

わら灰と泥でくるみ鋼の表面が燃えないように保護し芯から沸かす。

​火造り 

部分的に赤めながら手槌で立体的にしていく

ここで刀の姿はほぼ決まる。

上山輝平-001.TIF.jpg

​写真:トム岸田

​焼き入れ前に反りを少しつける

焼き入れ後はおおよそ倍の反りとなる。

焼き入れ 

刀身全体をムラ無く赤めて水に入れて急冷する

刀に命が宿る緊張の瞬間。

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